これであなたも、日本語教師!

日本語教育能力検定試験合格を目指して独学でがんばる人の応援ブログ

最下部に「お問い合わせ」のページがあります。ご意見、ご要望や、何か情報がありましたら、ぜひお寄せください。


●●●●●



試験Ⅱ、問題1(アクセント問題)の対策

 今日からしばらくは、検定試験の試験Ⅱ、つまり聴解問題の対策を採り上げていきます。

 まずは問題1です。問題1は、下のようなアクセント形式の問題です。

f:id:pooman269:20210409135224p:plain

 この問題には、最初随分泣かされました。過去問が全くできなかったのです。途方に暮れて、赤本やアルクの「合格するための本」を読みました。それでも駄目でした。そして、ブログ『今日ものんびり日本語教師』さんの解説にヒントを得て、自分なりの工夫を加えて独自の対策を編み出しました。

 それからは安定して好成績を出せるようになりました。今日はその方法をお伝えします。

 早速問題に取り掛かりたいところですが、その前にやっていただきたいことがあります。以前、当ブログで紹介した音感トレーニングです。

 日本語のアクセントは、英語や中国語などの強弱アクセントとは異なる高低アクセントです。仮に、高い音を「ミ」、低い音を「ド」とすると、標準語の「にほんご」は、「ドミミミ」のアクセント形式で発音されています。

 このように、どんなアクセント形式で発音されているのかを問うのが問題1です。

 したがって、受験者は流れてくる音声を聞いて「ドミミミ」のように変換できないといけません。

 このため、私は写真のようなスマホの鍵盤アプリを使って、アクセント形式を音に変換するトレーニングをしました。

f:id:pooman269:20210219010908p:plain

 例えば、下の問題のアクセント形式aなら、「みがきあげる」を「ドドドドミド」と鍵盤で打ち、その音で「みがきあげる」と発声するのです。bなら「ドドドミミド」です。

 これを何回もやれば、鍵盤を使わなくてもアクセント形式をドとミの音で読めるようになります。そうなれば「しめた!」です。みなさん、5月から本格的に過去問に取り組む前に、この音感トレーニングを済ませておきましょう。

f:id:pooman269:20210218183744p:plain

 それでは、具体的な問題1対策です。本番では最初に例題が示されます。この例題は毎年同じなので、みなさんは過去問で聞き飽きるほど聞いていることになります。

 したがって本番でこの例題が流れている間に、みなさんは次の作業をしてください。

1.各問題の前半と後半を、下のように線を入れて分ける。 

f:id:pooman269:20210409135235p:plain

 必ずしも真ん中で分ける必要はありません。前半の特徴が分かれるところで線を入れてください。上の例で言えば、3拍まででabとcdの二つの組に分けられますので、3拍目と4拍目の間に線を入れます。

2.次に、前半のアクセント形式をグループ分けする。

 下のように、同じアクセント形式のものを半カッコで括ります。このとき、必ずしもきれいに半々になるとは限りません。3:1になったり2:1:1になったりすることがあります。でも、あまり神経質になる必要はありません。それに、時間もありませんから大雑把でいいです。例題の説明中に全6問をなるべくここまでやってください。

f:id:pooman269:20210409135246p:plain

 例題の説明が終わると、いよいよ1番の音声が流れます。でもその前に、急いですることがあります。それは、

3.分けたグループのアクセント形式を黙読する。

 例えば上のようにabとcdに分けた場合、abのアクセント形式で「みがき」を「ドドド」で黙読します。次いでcdのアクセント形式で「みがき」を「ドミミ」で黙読します。

4.一回目の音声で、グループを絞る。

 本試験では二回音声が流れます。この一回目の音声のときに、abかcdどちらの音声か、自分の黙読と比較して決めます。今仮に、流れた音声がcdの形式の「ドミミ」だったとして、二回目の音声を聞きます。

5.二回目の音声の後半で、正解を決定する。

 一回目でcかdのどちらかに絞られましたから、二回目の音声の後半を聞いて一つに決めます。もし後半の「あげる」が「ミドド」であればc、「ミミド」であればdになります。

 また、アクセントの下がり目(核)では、強く発音されることが多いので、それにも注意します。下のように、強く発音された拍に○を付けましょう。これで、正解cが決定です。 

f:id:pooman269:20210409135258p:plain

 最初はなかなか要領がつかめず、あたふたとすることが多いと思います。でも、過去問を繰り返すことによって手際よく解答できるようになります。一種の職人技です。つまり、聴解試験対応は「技」なのです。がんばって技を磨いてください。

 

赤本第6部「音声分野」の読みかた

 申し訳ありません。またしても前回の投稿から間が空いてしまいました。

 例によって言い訳ですが、最近にわかに仕事が入るようになり、結構忙しいのです。今週は毎日何らかの授業が入っています。ボランティアで4人、有償で3人。国別で言うと、ベトナム5人、フィリピン1人、バングラデシュ1人です。授業形式は、オンラインが6人、対面が1人です。

 時間にすると、短い人で30分、長くて120分ですから、一日当たりの授業時間は知れています。しかし、皆さん、学習目的もレベルもまちまちで、つまり教材もまちまちなので、授業準備にかなり時間を取られます。

 そういうことで申し訳ありません。落ち着いてブログに向き合う時間がなかなか取れなく、ついつい間延びしてしまいました。

 はい、それでは気持ちを入れ替えてブログを書きます。

 赤本第6部の「音声分野」は、私の我流がかなり入ります。部分的に、その方が検定試験対策に有効と考えているからです。特に試験Ⅱの聴解問題は、pooman流を信じて対策を講じてください。

 で、pooman流の第一弾です。聴解問題を解くのに、国際音声記号口腔断面図の理解は必須です。例えば、子音「マ」と聞いたら、両唇鼻音で音声記号は[m]、口腔断面図は下のような図がイメージできないといけません。

f:id:pooman269:20210406145829p:plain

 と、ここまで聞いて、早くも絶望的になっている人はいませんか。

 安心してください。絶望する必要はまったくありません。なぜなら、私がみなさんに強力な対策ツールを差し上げるからです。

f:id:pooman269:20210406173349p:plain

 上の表は、私が試験勉強で使っていた音声表を真似て、フリー素材を使ってエクセルで作成した子音の音声表です。これを当ブログ読者のみなさんに進呈します。ご希望の方は、メールアドレス:pooman269@outlook.jp にお名前(ニックネーム可)、年齢を明記の上、件名に「エクセル音声表希望」として請求ください。返信メールに添付してお送りします。

 なお、当音声表には下のような母音の図も付いています。これも、エクセルで作成しました。

f:id:pooman269:20210406180520p:plain

 赤本などには逆三角形の図が載っていますが、私はこちらの方が正確だと思っています。赤本では「ウ」の音が「オ」より後舌とされていますが、実際にア、イ、ウ、エ、オと言ってみると、「オ」のときの舌先が「ウ」より後ろにあるからです。みなさんは、こちらの図で覚えてください。

 本日はここまでです。次回は、poomanの音声表を使って検定試験対策を述べます。

 

検定受験料大幅値上げ! Why?

 最近、当ブログの更新頻度が少なくなっているのを見て、私の健康状態を心配してくれる読者から問い合わせをいただきました。

 大変ありがたいことで、また心配をおかけして申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 ただ、たしかに3年前には胃がんを患い、昨年末には膀胱がんが見つかって手術を受けていますが、いずれも術後は順調で定期検査では異常なしの結果が出ています。自覚的にもほとんど問題なく、むしろ1年前のサラリーマン生活をしていた頃より余程充実感を感じています。

 また、当ブログは、検定受験者に寄り添うことをスタンスとしています。つまり、マラソンに例えれば併走者、伴走者です。受験者のみなさんと同じペースでこのブログも進もうと考えています。今は赤本を俯瞰的に読む時期なので、その読書ペースと合わせるべくブログ更新を考えていました。

 と、一通り言い訳じみたことを申し上げましたが、やはり読者のみなさんの気持ちを考えれば、期待して覗いてみたけど何も新たな情報がなければ面白くないですよね。

 そこで、当ブログのテーマも少し幅を広げ、検定試験そのものだけでなく関連の話題も採り上げていくことにします。

 ということで早速第一弾。今年の検定試験のニュースです。

 主催者のJEES/公益財団法人日本国際教育支援協会から令和3年度の検定試験実施要項が発表されました。そしてその中で、大変悲しいニュースが含まれていました。

 受験料が大幅に値上げされたのです。以下はその理由の引用です。

f:id:pooman269:20210328020246p:plain

 如何ですか。昨年の受験料は税込10,800円でした。一方、今年は税込14,500円です。実質34%の値上げです。体感的には1万円が1万5千円になった、1.5倍の大幅値上げの感覚です。

 これに対して上記のような理由が述べられていますが、私は納得がゆきません。コロナ対策に万全の措置を講じるとありますが、昨年以上の事をする必要があるのでしょうか。私の疑問は次の二点です。

1.人類がコロナに打ち勝った証として東京五輪を夏に開催し、ワクチン接種も計画通り進めば10月末には既に収束していて、昨年以上の対策は必要ないのではないか。

2.コロナ対策費を商品価格に転嫁している民間事業者は見たことがない。みな、骨身を削って経営努力をしている。これでは公益財団法人ではなく、自分たちの利益だけは確保しようとする私益財団法人ではないか。

 上記では、受験料を改定せざるを得ないことをご理解くださいとありますが、私は到底理解できません。読者のみなさんはどうお考えになりますか。

 

 さて、頭を少し冷やして本題に入ることにします。今回は、赤本の第3部から第5部の読みかたです。

■第3部「言語と心理」の読みかた

 ここで重要なのは、自分事として読むことです。記憶や言語習得のメカニズムを、他人事(ひとごと)として考えるのではなく、自分に置き換えて読んでください。

 例えば、記憶ストラテジー維持リハーサルを検定試験勉強に取り入れて、重要箇所を声に出して読んだり心の中で何度も復唱したりすると、記憶と同時に学習効果も高まります。

 また、言語習得論ではインプット仮説アウトプット仮説など、様々な仮説が出てきますが、これらも自分の英語学習過程に置き換えて読めば、エピソード記憶が蘇って長期記憶になることでしょう。

■第4部「異文化コミュニケーションと社会」

 ここでは、異文化に対する自分自身の文化(価値観、姿勢、反応)を見つめ直すことが大事です。

 例えば、ジョハリの窓では自分はどの窓が大きくどの窓が小さいとか、自分がよく使うコミュニケーション・ストラテジーは何だろうと考えてみてください。

 第3部同様、ここでも自分事として捉えることで、より理解が進みます。

■第5部「社会・文化・地域」

 他の分野に比して、暗記項目が多いのが第5部の特徴です。したがってここでは、あまり細かな数値にこだわらず、日本語教育の流れや最近の傾向などに着目して読むようにします。

 なぜなら、今の段階で暗記に励んでも、試験までの半年間記憶を維持するのは大変だからです。統計データや時事用語は、試験直前に重要事項を絞って詰め込むようにしましょう。

 

 間もなく4月に入ります。4月は聴解と記述の試験対策をお伝えします。私が最も苦労して、そして成果を挙げられたところです。お楽しみにしてください。


 

 

 

赤本第2部「言語と教育」の読みかた

 2月は、あっという間に過ぎ、3月も既に折り返し点です。赤本読みは、順調に進んでいますでしょうか。今日は、第2部「言語と教育」の読みかたです。

 なお、毎々言いますが、赤本は第5版を使用しています。第4版に比べて統計資料や時事情報が刷新されているほか、用語も微妙に変わっていたりします。第4版を使用されている方は、それらを踏まえて学習してください。

 検定試験では、この教え方の変遷の経緯や、各教授法の特徴について多く出題されます。が、安心してください。赤本ではそれらが項目別に、とても分かりやすくまとめられています。

 例えば、文法訳読法は、<学習目的および到達目標><必要な教材および教具><指導および練習法><長所><短所>の項目で特徴がまとめられています。

 教授法を教え方の総論とすると、各論はコース・デザインです。コース・デザインとは、日本語教育5W1H的に計画に落とし込んだものです。

 ここでも、コースの流れと各工程での作業内容を掴むように読み進めてください。

2.第2章以降の読みかた

 第2章以降は、それほど重要度は高くありません。一通り読んだら確認問題をして、それを基に再度重要点や用語の理解を図るという読みかたがいいと思います。つまり、平板的に読むのではなく、重要なところとそうでないところを区別して、メリハリをつけた読みかたをしましょう。 

 

 

赤本、第1部「言語一般」の読みかた

 赤本(第5版)16pに書いてあるように第1部は出題頻度がとても高く、また試験ⅠからⅢまでに渡って出題されますから、最重要分野と言っていいでしょう。

 特に第1部の過半数を占める文法関係は日本語教育の要なので、そこを疎かにしては検定試験合格の道はありません。万が一通ったとしても、その後の日本語教師としての活躍は厳しいものがあるでしょう。 

赤本を読もう!

 3月になりました。いよいよ検定試験の勉強に入ります。まずは、赤本(日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド/第5版)です。

 あなたは赤本第5版が手元にありますか。2月のブログで言いましたように、第5版は第4版より格段に進化しています。まだの方は、ぜひ第5版を入手してください。

1.覚える(記憶する)ことよりも、理解することを優先する。

 まだ試験日まで半年以上あります。今から暗記していたら大変です。長期間にわたって記憶を維持しなければいけません。そんなことにエネルギーを費やすのではなく、まずは全容を把握することに努めましょう。

2.今月は第5部まで。第6部(音声分野)と第7部は、4月に回す。

 今月は「全容の把握」がテーマでした。第1部から第5部までが出題範囲なので、これが全容になります。

 また、第6部と第7部は赤本通りではなく、少しアレンジして勉強した方が良いと私は考えていますので、来月に回します。

3.ノートは特に要らない。ひたすら読む。

 最初に書いたように「理解優先」ですから、赤本に書いてあることが理解できるかという基準で読み進めてください。理屈や用語や数字を覚えようとしないでください。そんなことをすると、却って不安になったり自信を無くしたりするだけです。

 もし、理解できないことがあったら、ネットや青本日本語教育のスタートライン/スリーエーネットワーク社)で調べ、理解に努めます。それでももし分からなければ、ノートに「〇〇について××と書いてあるが、分からん」と書いておきます。

 このようにノートは最小限にして、理解できたら次から次へと読み進めます。きちんときれいにノートにまとめてたら、とても時間が足りません。それに、写すことにエネルギーが取られ、記憶に残ることはあまり期待できません。

 私も、最初は赤本などに書かれたことを、きれいにノートにまとめていました。しかし、ニ三日もしたら、ほとんど覚えていないことに気づき、愕然としました。ノートに書いたということで、覚えた気になっていただけでした。

4.緩急をつけて読む。

 赤本には、出題頻度を示す★や、重要箇所を示すアイコンが記されています。重要アイコンや★★★が付いているところは、じっくり腰を据えて読みましょう。

 逆に、重要アイコンが付いてなかったり★が一つの箇所は、さらっと通り過ぎてください。

 以上、赤本の読み方です。が、これは総論です。各論は多少異なってきます。次回からその各論を、第1部から順にお話しします。

 

セルフ420時間独学講座を開講しよう!

 2月は検定試験勉強の準備月間として、いろいろ準備していただくものを紹介してきましたが、整いましたでしょうか。最低でも赤本のできれば第5版と、過去問の2017年度から2020年度までをご用意ください。

 いよいよ3月から当ブログでの学習が始まりますが、ここでもう一度学習方法を確認します。

 まずは学習時間です。今年初めて一から独学で受験する人は、420時間を目安にしましょう。

 420時間の根拠は、特にありません。正直、420時間養成講座を多少意識していますが、3月から9月までの7か月を毎日2時間、1か月60時間勉強すれば420時間になるので、妥当な数字かと思います。

 あくまでも目安です。ご自分の生活スタイルと照らし合わせて設定してください。毎日2時間としましたが、例えば平日1時間、土日5時間の週15時間でもいいでしょう。

 大切なのは、毎日やるということです。どんなに忙しくても、どんなに疲れていても30分、いや15分でもいいので、毎日検定試験のことを考えてください。

 もっと言えば、机に向かわなくてもいいです。通勤電車の中でも、職場の昼休み時間でもいいです。とにかく、いつも頭の片隅に検定試験のことがあることが大事です。

 そうすれば、何かといろいろな場面で出題範囲に遭遇します。

 例えば、お昼休みに課長に定食屋に誘われ何にするかとなったとき、課長が「私はウナギだ」と言ったら、『おっ、出ましたウナギ文』となるわけです。そこであなたはウナギ文の構造を思い浮かべ、『うん、たしかに述語が省略され、「名詞+だ」になっている』ことを確認します。そしてそのことを、家に帰って家族の誰かに話します。

 もうこれであなたは、ウナギ文は万全です。しっかりあなたのエピソード記憶という宣言的記憶になり、さらに家族に説明することによって手続き的記憶になったからです。この宣言的記憶と手続き的記憶は長期記憶と言われ、しっかり頭の中に残ります。

 またあるときは、同僚のFAX送信のダブルチェックをしてあげて、「ありがとう」と言われます。すかさずあなたは、『今の「ありがとう」はドミドドドだな』と分析し、家に帰って一人暮らしのあなたは、秘かに飼っているハムスターに向かって『ありがとうはドミドドドだよ。ハムスターも一緒だよ』とレクチャーします。

 「ありがとう」が検定試験の音声問題に出ることはないかもしれませんが、こういう日常を繰り返していれば容易にアクセントを聴き取れるようになります。このように、いちいち記憶をたどらなくてもできるようになることを自動化と言います。

 私がこういう勉強法を推奨するのは、暗記の苦労が要らないからです。暗記は、かなりの労力を伴いますし、また忘れやすいものです。もちろん暗記しなくてはいけないこともたくさんありますが、できるだけ手続き化、自動化して、省エネを図りましょう。

 ここまででお気づきの方もいらっしゃると思いますが、今回から重要な用語を太字で書くことにしました。

 ただ、私はとても用語の解説ができるレベルではありませんし、このブログの使命でもありませんから、文脈上必要なとき以外は基本的に用語説明はしません。

 それに、みなさんもその都度、赤本や用語集を当たった方がエピソード記憶になり、単に受身で読み流すよりずっと記憶につながります。

 最後に、今日のおさらいとして、以前投稿した習慣化アプリ「みんチャレ」を再度紹介します。

f:id:pooman269:20210227031753p:plain

 今日の「みんチャレ」チーム検索画面のスクリーンショットです。ご覧のように今年の検定試験を目指す方が、チームをつくってがんばっています。満員だったら、あなたが新たなチームを起こせばいいです。今ならすぐに5人集まります。

 みんなで切磋琢磨しますから、なかなかサボれません。と言うより、「やらなくちゃ」という気にさせてくれます。

 それに先ほどのエピソード記憶と手続き的記憶です。「今日はこんなことを勉強した」とか「ここのところがよく分からない」といったことをやりとりすることによってエピソード記憶や手続き的記憶になります。特にお勧めは、誰かが発した質問や疑問に対して、赤本やネットで調べて回答することです。とても自分自身の勉強になりますよ。

 それでは、2月はここまでです。3月に入ったら、赤本読みを始めましょう!