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記述問題対策 その3

 今日は、タイトルとは一見関係なさそうな話をします。

 私は現在、マンツーマンのオンラインレッスンがほとんどです。そんな中で、私がもっとも心がけているのはアイコンタクト、つまり目を見て話すことです。
 会話におけるアイコンタクトの重要性はみなさんご存知だと思います。Wikepediaにも次のように書かれています。少し長いですが引用します。

人間において、互いの目を見ることはコミュニケーションの基本であり、非言語コミュニケーションの基本である。対人関係において、会話をするときは相手の目を見るのは基本的なルールと見なされていると言ってよい。健常者で一定のコミュニケーション能力のある人であれば、通常、会話の相手の心理的な反応(感情)に配慮しつつ会話を進めるので、(心の窓とも呼ばれ、感情を読み取りやすい)目を見ることになり、結果として健常者同士の会話であれば自然とアイコンタクトが繰り返し起きることになる。ある人物がアイコンタクトをしないということは、その人物が他者の心や人格への配慮を欠いている、ということのしるしにもなりうる。

 このようにアイコンタクトは会話の常識のようになっていますが、実際のオンライン授業では結構難しい問題があります。

 なぜなら、パソコンのWEBカメラの位置とモニター画面に映る相手の目の位置が、かなり離れているからです。

 アイコンタクトしようとカメラ目線で話すと、相手の表情や感情が読み取れません。逆にモニター上の相手の目を見て話すと、相手には私が下を向いて何かを読みながら話しているように見えてしまいます。

 そのため、私は次の写真のようにWEBカメラを加工しました。

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 WEBカメラの本体を、100円ショップで買ってきたスマホスタンドに括り付け、画面中央に垂らしました。

 これにより、写真のようにカメラと相手の目の位置が接近し、アイコンタクトしながら話せるようになりました。

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 たまに、相手の目がカメラに隠れることがありますが、そのときこそ完全アイコンタクト状態です。とてもいいコミュニケーションが図れます。

 なお、画面共有のときはアイコンタクトが要らないので、邪魔にならないようモニターの端っこに掛けておきます。

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WEBカメラの私のお薦めは、写真の製品です。

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 製品番号の記載がないので探しにくいのですが、アマゾンで「WEBカメラ 画角75°」で検索すると出てきます。価格の割には画質、明るさ、AF、画角など、私の期待値を十分に満たしてくれます。特に画角は、最近は広角が多い中75°と適度な角度で、背景に余分な物が映り込む心配がありません。

 もちろん既にWEBカメラをお持ちで特に不自由を感じていない方は、それを加工すればいいでしょう。加工というほどのことではありませんが、簡単に説明します。

 写真のようにWEBカメラのスタンド部を外します。私のはミニドライバーで簡単に外せました。そして、モールでスマホスタンドに括り付ける、それだけです。

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 ここで冒頭の話しに戻ります。これがどうして記述問題対策に関係があるかということですが、何事も問題意識を持って日本語教育に取り組むことが肝要だと言いたかったのです。

 常に、私だったらどう教えるか、どう対応するか、どちらを選ぶか、といった視点で物事を捉えてください。それを理由立てて書くことができれば、きっと良い点が取れるでしょう。

 それでは模擬問題です。『オンライン授業で、あなたが留意したり心がけたりすることは何ですか。対面授業との比較のうえで答えてください。』