5月に入りました。当プログの年間計画では、今月から検定試験の過去問に取り組みます。平成28年度から令和元年度まで4年分の過去問を1か月に1巡し、9月までに5巡します。つまり、1冊の過去問集を計5回やり、検定試験に備えます。
4年分を1か月でこなしますので、1年分の勉強時間は約1週間。これをどう日々の勉強時間に落とし込むかは皆さんのライフスタイルによります。私のような年金生活者と、常勤フルタイムの仕事を持っている人とでは使える時間も時間帯も異なります。
ただ、私の経験から言うと、極端な時間配分はお薦めできません。例えば、平日は全く勉強せず、土日に集中してやるというパターンです。
人にもよりますが、なかなかモチベーションの維持や勉強の効率が難しくなると思います。忙しくても毎日最低30分、できれば1時間以上勉強しましょう。
ところで、皆さんは上記年度の過去問は全て揃っていますか。まだの人は、下に購入サイトを貼っておきますので、早急に調達してください。貼ってあるのは令和2年度の過去問サイトですが、ここから他の年度にもアクセスできます。
ではここから、過去問に取り組む上での基本スタンスについてお話しします。
1.できるだけ制限時間を守る。
問題にもよりますが、検定試験の問題は時間をかければ解ける問題が多くあります。特に試験Ⅱの聴解問題は、何回も音声を聞けばかなりの高得点が得られます。
でも、そんなことをしても何にもなりません。本番の得点につながりません。したがって、できるだけ制限時間を守って過去問を解きましょう。
2.解答は、マークシート用紙に書く。
ここでも本番仕様です。問題集の後ろについているマークシート式の解答用紙を5回分コピーして、過去問に取り組んでください。このやり方のメリットは3つあります。
①マークシートに慣れ、本番のミスを防げる。
本番では時間に追われ、とても見直している余裕はありません。そんなとき、途中で一行ずれて解答していたら、どうなるでしょう。取り返しのつかないミスになります。このマークシート用紙に慣れておけば、そういったミスが防げます。
②直接書いた解答を消す手間が生じない。
問題集に直接解答を書いてしまえば、回を重ねるたびにその解答を消さなければいけません。そんな無駄なことはしたくないですよね。
③記録が残り、様々な対策を講じることができる。
解答用紙の結果を分析して、対策を講じます。下の写真をご覧ください。
これは私の、平成25年度過去問試験Ⅲの第1回目の解答です。全問正解の問題を青でマーキング、半分以上間違えた問題を黄色でマーキングしました。
これによって、得意な分野と不得意な分野が明確になります。また、回を重ねることによって「この問題は何回も間違えているからよく分かっていないのだ」ということが分かります。
こうして、不得意な分野や苦手の問題に、より勉強時間を投入できるようになります。場合によっては、「この問題は棄てよう」という判断もできます。つまり、「選択と集中」ができるのです。
3.過去問解説サイトで正解の導き方を知る。
残念ながら、私は過去問を解説できるレベルではありません。したがって、以前も紹介しましたが、ブログ『毎日のんびり日本語教師』さんのサイトで過去問解説を勉強してください。他のブログやYouTubeでも過去問を解説しているサイトはありますが、私のイチ押しはこのブログです。このブログがなければ、私の検定合格はありませんでした。当ページの最下部にリンクが貼ってありますから、ぜひあなたもお世話になってください。
なお、過去問の勉強に際して、一つ気をつけていただきたいことがあります。それは、「問い-答え」だけを見ることです。
例えば、「ジョハリの窓」の「隠蔽の窓」の問題で、「隠蔽の窓」だけを覚えるということです。そういう勉強法では、もし本番で「未知の窓」の問題が出たらお手上げです。「木を見て森を見ず」という言葉があります。森を見る勉強をしましょう。