試験Ⅱ、問題4・5・6の対策
試験Ⅱの問題4以降は、問題3までと異なり、音声というよりも学習者の発話の特徴やストラテジーに関する設問が主になります。
したがって、この後半では音声の聞き取りよりも教授法や教室活動、誤用指導など、試験Ⅰや試験Ⅲと重なる部分が多くあります。つまり、文法など第1部の「言語一般」と、第2部の「言語と教育」の知識がここでも問われます。出題傾向は例年それほど変わりませんので、過去問を繰り返し解いて対策を講じましょう。
ところで過去問と言えば、令和2年度の過去問集がもうすぐ発売されます。今日、アマゾンを覗いてみたら、予約注文を受け付けていました。出版予定日が4月28日となっていました。例年より少し遅いですね。
慌てて買う必要はありませんが、新出問題や試験Ⅱの新しい選択肢の出現が見られますから、必ず押さえておきましょう。
当ブログでは10月に模擬試験代わりに取り扱う予定にしていますが、もちろん過去問として取り組んでいただいて全く問題ありません。
二年連続同じ問題は出ないということで、直近の過去問集を買い控える人がいますが考えすぎです。むしろ出題者がいい問題だと判断したら、少し切り口を変えて同じような問題を出すことが結構見られます。
赤本も同様です。第4版を持っている人は第5版を買うのを躊躇してはいけません。改訂版ですから、良くなっているに決まっています。情報も新しくなっています。
少しの出費や工夫、努力を惜しんでまた1年を棒に振っては何にもなりません。だまされたと思って、とことん過去問や赤本と向き合ってください。